なぜ、ブログの記事が書けないのか?それは、承認欲求と上手に付き合えないから~

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なぜ、ブログの記事が書けないのか?

それは、承認欲求と上手に付き合えないから~

(チコちゃん風・笑)

NHK「チコちゃんに叱られる!

ブログの記事が書けない理由について考えたキッカケ

私はこれまで15年間、セミナーや講演会、勉強会などを通じて、3000人以上の人にブログの書き方を教えてきました。

それがキッカケで、本を出版することになった人も何人かいますし、ブログで稼げるようになったというくらいであれば、かなりの数にのぼるので途中で数えるのをやめました。

それはさておき。いざ、ブログを始めてみると、ブログの記事が書けない、続かない、という人が本当にたくさんいます。

どれくらいいるかというと、おそらく、私が住んでいる福岡市早良区の人口、20万人以上はいると思います。

それはさておき。ブログで稼げるようにしてあげることを仕事にしている私にとっては、相手がブログの記事を書かなければ、そもそも仕事が成り立ちません。

仕事が成り立たなくなると、妻から「あなた、そろそろ違う仕事を探したほうがいいんじゃない?」と言われてしまいます。

そうなると困るので、私は、そのへんにいる、ちょっとブログで上手くいったくらいの人よりも、それはそれは一生懸命、「なぜ、ブログの記事を書けないのか?」ということを深く考え、日々、研究しているのです。

それはさておき。人間、同じことを15年も考えていれば、たいていのことはわかってきます。

調査から浮かびあがるのは、世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、一万時間の練習が必要だということだ

神経学者 ダニエル・レヴィティン

天才!成功する人々の法則」(マルコム・グラッドウェル著)より引用

ダニエル博士いわく、「どんな分野でも一万時間の練習で世界レベルの技術に達する可能性がある」とのこと。

だとすれば、15年間も考え続けてきた「なぜ、ブログの記事を書けないのか?」ということに対する私の答えは、もはや世界レベルでも通用するのではないか?

そんな思いを抱きながら、今、自宅でひとり、パンツ一丁の姿で、この記事を書いています。

ブログの記事が書けないことと承認欲求の関係性

人は誰しも、周囲から認められたいという欲求を持っています。簡単に言うと、それが「承認欲求」です。

結論から言うと、この承認欲求と上手に付き合っていかないと、ブログを書き続けていくことはできません。

その根拠となる例を、まずひとつあげるとすれば、わずか2~3記事書いただけでブログの更新が止まってしまう人が非常に多いということです。

人間には承認欲求があるため、特にブログに関しては、書いた記事に対する反応がまったくなければ、無力感や徒労感がどうしても残ってしまいます。

誰からも読まれないのは、誰からも認められないのと同じ。

承認欲求が強い人ほど、つらい気持ちが込み上げてきます。

特にブログを始めたばかりの段階では、よほどの有名人でもない限り、書いた記事を読みに来る人なんて、そういません。

誰からも読んでもらえない記事を、10記事、20記事と書き続けていくのは、修行にも近い苦しみを伴います。

そして、「しょせん俺ごときが書いたブログなんて」という名ゼリフを残して、多くの方がブログ界から去っていくのです。

その点、TwitterやFacebookなどのSNSはよくできていて、友達さえいれば、投稿してすぐに「いいね!」がついたりするので、承認欲求も満たされやすい仕組みになっています。

実際、「SNSは、いいね!がつくから楽しくて続けられるけど、ブログは読まれているかわからないから楽しくない」という声もよく聞くので、そこからもブログが続かないことに承認欲求が関係していると推測できるのです。

最初のうちは身近な人、家族や友達、仲間にブログを常に見てもらうようにすれば、意見や感想も聞けて励みになるので、続けていきやすくなる。

こんなことを聞いたことがあるかもしれませんが、実際、これは理にかなった方法です。

まずは100記事、書きましょう。

これ、言うだけなら簡単ですけど、実際やってみると、かなりの精神力や忍耐力が必要となります。

でも、毎回、記事を書くたびに、ほめてくれる人が1人でもいれば、続けていける人がいるのも事実。

実際、私がアドバイスした人の中には、ほめてほめてほめてほめてほめてほめてほめてほめてほめてほめにほめまくって伸びた人も数多くいます。

正直、ほめ続けるのも、なかなかの精神力が必要となりますが、要はそれだけ「承認欲求」は大事ということです。

承認欲求が強い人が陥りやすい傾向

では、人にほめてもらう環境を作れば、ブログの記事が書けるようになるのか?

実は、そう簡単なものではありません。

承認欲求が強い人ほど、自分をよく見せたいという気持ちが働くため、何事も完璧にしなければいけないという「完璧主義」に陥りがちです。

ブログの記事を書くうえで、完璧主義というのは非常に厄介で、読む人すべてが「なるほど!」と唸るような完璧な記事を書こうとすると、あーでもない、こーでもないと、頭の中で構想だけがグルグルまわって、時間だけが過ぎていってしまいます。

結果、パソコンの前に5時間座っていたけど、ひとつも記事が書けなかった。

私がレーザーラモンRGだったら、これを「ブログあるある」として言いたいです。ええ、早く言いたい。

Done is better than perfect.
完璧であることより、まず終わらせることが重要だ

Facebook創業者マーク・ザッカーバーグの名言

完璧主義と言えば、マーク・ザッカーバーグの「完璧であることより、まず終わらせることが重要だ」という言葉が有名ですが、ブログの記事も、まず書きあげることが重要です。

ライバルよりも、ひと味も、ふた味も違う、立派な記事を書きたい。

そして、あわよくば、Twitterなんかで拡散されたい、もっといえば、検索結果の1位になって、がっぽり儲けたい、みんなからすごいねって言われたい。

だから、ベリースペシャルで完璧な記事を書くぜ!

って感じで書いてたら、いつまでたっても書き終えることはできません。

承認欲求はほどほどに。まずは時間を決めて、その時間内に書きあげること。

ブログの記事が書けないという人の中には、ひとつの記事を書くのに時間を決めていないという人もたくさんいますが、それも書けない原因のひとつです。

完璧じゃなくていいから、とにかく1時間で書け!

それで書けるようになる人も、けっこういます。

承認欲求を捨てる書き方

そろそろ、私も、書くのに疲れてきました。

読むのも疲れるでしょう?

だらだら、それっぽく頭よさそうに見えるように、「なぜ、ブログの記事が書けないのか?」ということを書いてきましたが、

実際のところ、

・最初のうちは記事書いてもアクセスこないから、身近な人に見てもらって、ほめてもらいなさい

・時間を決めて、完璧じゃなくても書き終えるようにしましょう

この2つのことしか言ってません。

それを言うために、ここまで、実にダラダラと2900文字も書いてきたんです。

なんという文字の無駄使い(笑)

でもいいんです、なぜなら、私が読みたいことを書いてるだけだから。

仕事が成り立たなくなると、妻から「あなた、そろそろ違う仕事を探したほうがいいんじゃない?」と言われてしまいます。

時枝宗臣の迷言

15年間も考え続けてきた「なぜ、ブログの記事を書けないのか?」ということに対する私の答えは、もはや世界レベルでも通用するのではないか?

そんな思いを抱きながら、今、自宅でひとり、パンツ一丁の姿で、この記事を書いています。

時枝宗臣の迷言

今回の記事には、こんな間抜けなことを書きましたが、これは私が読みたいから書いたこと。あとから読み返したときに、自分でもクスっと笑いたいから書いたんです。

自分をよく見せようなんて、これっぽっちも考えてません。きれいさっぱり承認欲求捨ててます。

読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術」の著者 田中泰延さんは、こう言います。

本書では、「自分が読みたいものを書く」ことで「自分が楽しくなる」ということを伝えたい。いや、伝わらなくてもいい。すでにそれを書いて読む自分が楽しいのだから。

自分がおもしろくもない文章を、他人が読んでおもしろいわけがない。だから、自分が読みたいものを書く。

それが「読者としての文章術」だ。

自分ひとりのために、料理を作ったことはあると思う。ほかに食べてくれる人がいなくても、それなりに工夫をするし、おいしかったら、うれしいものだ。そのおいしかった作り方を、たまたまだれかに話したことで、結婚につながったり、料理店を開くことだってある。

「自分が楽しくなる」というのは、単に気の持ちようが変わる。気にくわない現実をごまかす、ということではない。書くことで実際に「現実が変わる」のだ。そんな話を始めたい。

読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術」(田中泰延 著)より引用

「書くことで実際に現実が変わるのだ、そんな話を始めたい」と、田中さんがおっしゃってくれてるので、話の続きを聞いてみたいという方は、ぜひこちらのアフィリリンクから本を購入してください。私だけではなく、田中さんも喜ぶと思います。

今回の記事を読んだことがキッカケで、もっと気楽にブログを書く人が増えることを切に願います。

自分が読みたいものを書く。

けっこう楽しいですよ。

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