自分自身の過去の棚卸しが上手くいかない原因と対策

ブログやSNSを仕事やビジネスにつなげたいと思ったときに、魅力的なプロフィールを作成するために自分自身の棚卸しをしましょうという話は、よく耳にすると思います。

私は本を5冊出版していますので、いわゆる「著者プロフィール」というものを作っていますし、仕事柄、ブログやSNSのプロフィールの作り方なども教えています。

なので、いざ自分の過去の棚卸しをしようとすると、手が止まり、上手くいかない人がたくさんいることは、経験を通じてよく知っています。

そこで今回は、なぜ自分自身の棚卸しが上手くいかないのか?その原因と対策をまとめてみました。

自分自身の過去の棚卸しが必要となる状況

自分自身の過去の棚卸しが必要となる状況でパッと思い浮かぶのは

・就職・転職にあたり履歴書、職務経歴書を書くとき

・ブログやSNS、WEBサイトに自分のプロフィールを書くとき

・講演会、勉強会などで講師をすることになり、講師プロフィールが必要となったとき

・本を出版することになり著者プロフィールが必要となったとき(企画書を売り込むときもプロフィールは必要)

くらいでしょうか。

この中で、履歴書や職務経歴書に関しては私の専門外なので、それについては他の専門家の方に譲ります。

また、自分を変えたいと思い、思考や行動パターンを分析しているというようなケースも考えられますが、それについても今回は対象から外させていただきます。

あくまでも、プロフィールを作成することやブログの方向性を定めることを目的として、自分の棚卸しをしているときの話だとお考え下さい。

自分自身の過去の棚卸しが上手くいかない原因と対策

自分を過小評価しすぎ、少々あつかましいくらいが丁度いい

ここでは詳しいやり方は省きますが、プロフィールを作成するための棚卸しは、これまでの経験や出来事を振り返りながら、うまくいったこと、成果があがったこと、身につけたこと、学んだこと、人に教えられることなどを整理する作業です。

すでに実績がある個人事業主の方や、会社の社長さんなどは、このあたりのことはスラスラと書いていけるので、特に問題はありません。

しかし、まだ実績のない方や、ブログでアフィリエイトをして稼ぎたいという方などは、「私には人に教えられることなど1つもない」と思ってしまい、それで手が止まってしまうのです。

そういった場合の対策としては、「教える」ということに対する敷居(ハードル)を、ぐっと下げてみることをおすすめします。

いきなり明日から、先生になって何かを教えてくださいと言われても、多くの方が「私には教えることがありません」となりますが、そんな方でも友達や家族に教えてあげられることはあるはずです。

また、「教える」という言葉に抵抗があるのか、「私は友達や家族にも教えてあげられることはない」と言う方もいるのですが、そういった場合は、過去に自分が話して「なるほど」と誰かから言ってもらえたことを思い出してみてください。

「なるほど」と誰かから言ってもらえたことを紙に書き出していくのも、ひとつの自分の棚卸しの手法ですが、その作業を行うことで「私にも教えられることがある」と気づく人もいます。

まわりへの配慮ができ、空気を読める優しい人ほど、「どうせ私なんて」と思ってしまいがちですが、自分自身の棚卸しは、本来、誰に見せるものでもありませんし他人と比べるものでもありません。

自分自身の棚卸しは、少々あつかましいくらいが丁度いいと思います。

時間かけすぎ、幼少期の棚卸しはいらない

googleで自分自身の棚卸しについて調べていると、幼少期のことまで棚卸しをしましょうという記事がけっこうあります。

高校生や大学生が就職活動のために自己分析をするのであれば、幼少期まで遡る必要もあるでしょう。

また、自分を変えたいと思い、思考や行動のパターンを知るために自分の棚卸しをしているのであれば、その場合も、幼少期まで遡り、じっくりやる必要があるでしょう。

しかし、ビジネスプロフィールを作る目的や、ブログの方向性を定める目的であれば、幼少期の棚卸しまでする必要はありません。

それよりも過去5年、過去10年といった感じで期間を区切って棚卸しをしたほうが、時間もかからず上手くいきます。

遡るとしても、せいぜい就職前の高校、大学時代くらいまででしょうか。

ポイントは、幼少期から現在に向けて棚卸しをするのではなく、現在から過去に向けて棚卸しをして、キリのいいところでやめることです。そのほうが効率がよいです。

具体的に言えば、私は今、44歳なので、生まれたときから棚卸しをしていくと、現在までたどりつくのに時間もかかりますが、現在の棚卸しから始めてキリがいいところでやめるのであれば、棚卸しだけに時間がとられすぎることはありません。

もし、自分の棚卸しに時間がかかりすぎて上手くいかないようであれば、幼少期まで遡るのではなく、まずは過去5年くらいに絞って取り組んだほうが、時間を無駄にせずにすみます。

目的がすり替わってる、なぜ棚卸しをしてるかを忘れずに

真面目で完璧主義な人ほど、そうなってしまうのですが、棚卸しを終わらせないといけないと思っていませんか?

私は高校生のときにスーパーで棚卸しのバイトをしたことがありますが、商品在庫の確認のための棚卸しなら、終わらせないと怒られます。

でも、自分自身の棚卸しは終わらせる必要はありません。

というか、終わりません、自分で終わらせない限り。

そのため、完璧主義の人ほど、いつまでたっても自分自身の棚卸しが終わらない状況に陥ってしまいます。

目的は、プロフィールを作成したり、ブログの方向性を定めることなのに、作業をしていくうちに、目的が「棚卸しを完全に仕上げること」にすり替わってはいないでしょうか?

そうなると、いくら時間があっても足りませんので、なぜ棚卸しをしているかを忘れないようにしましょう。

あなたの経験や能力は必ず誰かの役に立つ

私は以前、先輩の経営者から「毎月、1回は自分自身を見つめなおす時間をとったほうがいいよ」というアドバイスをいただいたので、それからは月に一度、時間を決めて自分自身の棚卸しを行うようにしています。

その先輩は、私よりもはるかに大きなビジネスを数多く手掛けていて、まさに分刻みで動いているような経営者なのですが、忙しいからこそ常に自分自身を見失わないよう棚卸しをする、先輩のその言葉から私は大きな気づきを得ました。

なぜ、私が毎月、自分自身の棚卸しをしているか。

それは自分自身を見失わないためでもありますが、自分の経験や能力は必ず誰かの役に立つと信じているからでもあります。

あなたの経験や能力も必ず誰かの役に立ちます。

そう信じて、自分自身の棚卸しを行うと、また違ったものが見えてくるでしょう。